薬剤師免許はあるけど実務未経験で不安な人へ|不安を職場選びの条件に変える

薬剤師の転職

薬剤師免許はあるけれど、実務経験がなく、応募する勇気が出ない。

「採用してもらえるのか」「仕事についていけるのか」「患者さんから質問されても答えられないのでは」と考えると、求人を見るだけで手が止まってしまうこともあると思います。

私も、薬剤師としての実務経験が乏しい段階で、パート勤務を始めました。
最初は機器の操作や、患者さんからの問い合わせへの対応など、分からないことが多くありました。
それでも、同じ職場で教わりながら経験を積み、現在は調剤・監査・服薬指導などを担当しています。

この記事では、その経験をもとに、働き始めてから教わり、身につけたことと、仕事を覚えるために大切だった職場の環境を紹介します。

不安なことを具体的にして、教わりながら働ける職場を探す。
その一歩を考える材料になればと思います。

最初から一通りの仕事ができたわけではなかった

現在は、パート薬剤師として調剤・監査・服薬指導などを担当しています。
勤続年数が長くなるにつれて任される仕事も増え、薬剤師が私一人になる時間帯もあります。

ただ、働き始めた頃から、このように仕事ができていたわけではありません。

最初はパソコンや分包機の操作から教わりました。
医薬品の補充などをしながら、薬の場所や外見、名称を覚え、その後に監査業務を教わり始めました。
最初からすべてを任されるのではなく、教わりながら担当する範囲が少しずつ増えていきました。

患者さんから薬について聞かれたときは、知識が足りないことに加えて、必要な情報を探すことにも苦労しました。
添付文書やインタビューフォームを使うことは知っていましたが、どのような情報がどこに載っているかまでは把握していませんでした。
業務に対応するには、知識を増やすことに加えて、情報の調べ方を身につけ、判断に迷ったときに相談できる相手がいることが重要でした。

今の仕事を続けられているのは、職場で教わり、経験を積み重ねられたことが大きかったと思います。

実務未経験で、今はできない仕事が多くても、それだけで応募を諦める必要はありません。
教わりながら仕事を覚えられる環境があるかに目を向けて、職場を探してみてほしいと思います。

不安なことを、応募先で確認したいことに変える

「仕事についていけるだろうか」という不安も、何が心配なのかを分けると、職場を選ぶときの確認事項になります。

私の経験から、特に確認しておきたいのは次の4点です。

不安に感じること応募先で確認したいこと
機器の操作や仕事の進め方が分からない基本的な操作や手順から教えてもらえるか
患者さんから質問されても答えられない調べ方を教わり、判断に迷ったときに相談できるか
最初から多くの仕事を任されそう最初に担当する業務と、その後の仕事の増やし方
一人では対応できない自分の勤務時間帯にほかの薬剤師がいるか。一人で任される時期や判断基準は何か

私が働き始めた頃も、機器の操作や患者さんからの問い合わせなど、分からないことがありました。
そこで必要だったのは、知識を増やすことと、分からないまま進めずに確認できる環境でした。

求人票に「未経験可」「研修あり」と書かれていても、実際に誰が教えるのか、自分の勤務時間帯に相談できるのかまでは分からないことがあります。
記載がなければ、問い合わせや見学、面接で確認できます。

たとえば、「実務経験がないのですが、入職後はどのような仕事から教えていただけますか」と聞けば、働き始めてからの流れを具体的に知るきっかけになります。

気になることを質問し、教わりながら働けそうかを確かめることも、応募先を選ぶための一歩です。

経験と希望を伝え、教わりながら働ける職場を探す

応募先を探すときは、実務経験の有無に加えて、希望する勤務日数・時間、通勤できる範囲を整理します。
そのうえで、仕事について不安に感じていることや、教えてもらいたいことも伝えます。

「実務経験がなく、機器の操作から教わりたい」「慣れるまでは、ほかの薬剤師に確認しながら働きたい」と具体的に伝えると、職場側の受け入れ方針と照らし合わせて話を進めやすくなります。

問い合わせや面接は、自分が採用されるかを見てもらうだけでなく、その職場で仕事を覚え、働き続けられそうかを自分も確かめる機会です。
説明を聞き、希望と合わないと感じた点は、その場で相談して構いません。

確認したいことが多い人や、就職活動にかける時間や労力を減らしたい人には、転職エージェントへの相談をおすすめします。
実務経験と希望条件を伝え、応募先の候補探しに加えて、教育体制や人員配置についても確認を依頼するとよいと思います。

私は知り合いの紹介で就職したため、エージェントの利用を検討するに至りませんでした。
一方、利用した友人は、希望条件に合う求人の選定、履歴書作成の支援、面接への同行などを受けていました。
詳しくは、パート薬剤師の職場選び|転職エージェントを使った友人と使わなかった私の比較にまとめています。

今できないことを隠さず伝え、それを教わる環境があるかを確認することが、初めての職場選びでは大切だと思います。

一人で求人探しや条件確認を進めることに不安があるなら、まずは転職エージェントに、自分の経験と希望を伝えて相談してみてください。

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