仕事が終わっても仕事が終わらなかった私が、働き方を見直した話

仕事は、勤務時間が終われば終わり。

以前の私は、そう思っていました。

でも実際には、
仕事が終わって家に帰ってからも、
頭の中では仕事が続いていました。

苦手な人とのやり取りを思い返したり、
相手の言葉の意図を考えたりする時間が、
毎日のようにありました。

休日でも、
ふと仕事のことを思い出すことがあります。

自分が一番消耗していたのは、
働いている時間そのものではなく、
仕事が終わったあとも仕事から離れられなかった時間でした。

働き方を見直してから、
その時間は少しずつ減っていきました。

今回は、
その変化について整理してみようと思います。

仕事は終わっても、頭の中では終わっていなかった

当時は、
「仕事が大変だから疲れている」
と考えていました。

仕事そのものも、
決して楽ではありませんでした。

疲れていた理由は、
それだけではなかったように思います。

家に帰ってからも、
苦手な人との会話を思い返していました。

「あの場合、本当に自分に非があったのか。」
「次からはもっと周りの動きを見ておこう。」
「意思表明すべきか、それとも黙って飲み込むべきか。」

そんなことを考えていると、
仕事が終わっているはずなのに、
頭の中では仕事が終わりません。

身体は家に帰っていても、
気持ちはまだ職場に残っているような感覚でした。

私にとって大きかったのは、
仕事そのものよりも、
そのあとに続く時間でした。

仕事は勤務時間だけでは終わらず、
自分の生活の中まで入り込んでいました。

消耗していた理由も、
そこにあったのだと思います。

当時は、自分が変わるしかないと思っていた

その頃は、
「もっと気にしないようにならないと」
と考えていました。

人間関係が気にならない人になればいい。
もっと精神的に強くなればいい。

そうすれば、
この問題も解決できると思っていました。

でも、
大きく変わることはありませんでした。

切り替えようとしても、
仕事が終わるたびに、
また同じようなことを考え始めていました。

当時は気づいていませんでしたが、
変えるべきだったのは考え方だけではなく、
仕事との距離だったのかもしれません。

働き方を変えて気づいたのは、仕事との距離だった

パート勤務を選ぶとき、
仕事との心理的な距離をはっきり意識していたわけではありません。

生活とのバランスや働く量など、
いくつかの条件を整理した結果、
この働き方を選びました。

関連記事:正社員を離れ、薬剤師のパート勤務を選んだ理由

変化に気づいたのは、
実際に働き始めてからです。

以前よりも、
家に帰ってから職場のことを考え続ける日が減っていました。

私は、作業そのものを続ける力が極端に低いとは考えていませんでした。

負担が大きかったのは、
仕事に人間関係が加わり、
それが生活の中までついてきていたことです。

人と働く以上、
職場の人間関係をなくすことはできません。

私が求めていたのも、
誰とも関わらずに働くことではありませんでした。

自分に合っていたのは、
人とのつながりをなくすことではなく、
少し距離のある「弱いつながり」の中で働くことでした。

パート勤務になってからは、
立場や役割、職場の人と顔を合わせる時間が以前とは変わりました。

職場の一員として働いていても、
正社員の頃ほど深く入り込まず、
少し外側に立っているような感覚がありました。

辞めることや別の仕事を探すことも、
以前ほど重い決断には感じませんでした。

「合わなければ、別の選択肢を探せる」と思えることで、
肩の力を入れすぎずに働けるようになりました。

人間関係がなくなったわけでも、
気になることが一切なくなったわけでもありません。

それでも、
家に帰ってから仕事上の出来事を考え続ける日は減りました。

働き方を変えて大きかったのは、
働く時間が変わったことだけではありません。

仕事や職場の人間関係との距離が変わり、
仕事が終われば、
頭の中の仕事も終わる日が増えたことでした。

今は「仕事が生活をどれだけ占めるか」も、働き方の判断材料にしている

以前は働き方を考えるとき、
勤務時間や収入、休日など、
目に見える条件を中心に見ていました。

どれも、
生活を組み立てるうえで必要な判断材料です。

今はそこに、
「仕事が終わったあと、自分の時間へ戻れるか」
という視点も加わりました。

同じ勤務時間でも、
家に帰ってから職場のことを考え続ける仕事と、
その日のうちに区切りがつく仕事では、
負担の大きさが違いました。

仕事が生活を占める時間は、
勤務表に書かれた時間だけではありません。

帰宅後も職場での出来事に気持ちを取られていれば、
そのぶん、仕事以外に使える時間は少なくなります。

実際に仕事をしていなくても、
頭の中では仕事がアイドリングを続けているような状態でした。

休んでいるはずの時間にも、
疲れが抜けにくくなっていました。

これは、
収入や勤務日数のように、
数字だけで比べられる条件ではありません。

私にとっては、
こうした数字に表れにくい部分も、
その働き方を続けられるかを左右する条件でした。

今は、収入や働く量だけでなく、
仕事が終わったあとの時間を自分のものとして使えるかも含めて、
働き方を考えています。

まとめ

以前の私は、
仕事で消耗する理由を、
仕事の大変さや自分の弱さに求めていました。

働き方を変えたあとに分かったのは、
仕事が生活の中まで入り込む時間も、
負担の一部だったということです。

私の場合は、
仕事や職場の人間関係との距離が変わったことで、
家に帰ってからも職場のことを考え続ける日が減りました。

働き方には、
勤務時間や収入だけでは見えない部分があります。

仕事が終わったあと、
自分の時間へ戻れるか。

今は、
それも働き方を考えるための判断材料にしています。

私に必要だったのは、
もっと強くなることではありませんでした。
仕事が終われば、
自分の時間に戻れる働き方でした。

関連記事

薬剤師がパートになる前に確認したこと|生活費・資産形成・勤務日数を整理した話

薬剤師がパート勤務になって分かったこと|自由は増えたけれど、想定外もあった

仕事後の時間は、長さだけでは測れなかった。作業の置き場所を変えた話

タイトルとURLをコピーしました