私と友人は、ほぼ同じ時期に職場を変え、どちらもパート薬剤師として働いています。
私は公開求人と知人からの情報をもとに応募し、友人は転職エージェントを利用しました。
現在の勤務条件や働きやすさを比較すると、次のような違いがあります。
私の欄は自身の経験、友人の欄は本人から聞いた話をもとにしています。
| 比較項目 | 私:エージェント利用なし | 友人:エージェント利用あり |
|---|---|---|
| 応募時の実務経験 | 乏しい | 豊富 |
| 雇用形態 | パート | パート |
| 勤務量 | 週32時間(1日8時間×週4日相当) | 週32時間(1日8時間×週4日相当) |
| 額面年収 | 約350万円 | 約400万円 |
| 残業 | なし | なし |
| 休暇 | 取りやすい | 取りにくい |
| 通勤の負担 | 大きい | 小さい |
| 忙しさ | 波があるが、時間に追われることが多い | ゆったり働ける時間が多い |
| 人員体制 | ぎりぎり | 不足している |
| 一人薬剤師になること | ある | ある |
| 仕事内容の難しさ | 易しい〜普通 | 易しい |
| 研修・勉強会 | あり | なし |
| 人間関係 | 普通〜よい | よい |
| 仕事後の疲れ度合い | かなり疲れる | 普通 |
| 職場への満足度 | 70点(自己評価) | 85〜90点程度(本人の話をもとにした私の見立て) |
勤務量は同程度で、どちらも残業はありません。
しかし、年収や通勤の負担、忙しさ、仕事後の疲れ度合いには違いがありました。
私の職場には、休暇を取りやすいというよさがあります。
重視していた人間関係にも大きな不満はありません。
一方で、友人の話を聞くと、収入を得ながら仕事の負担を抑えるという点では、魅力的な条件だと感じます。
では、職場を探し、応募して条件を決めるまでの進め方には、どのような違いがあったのでしょうか。
私は自分で応募を進め、友人はエージェントの支援を受けた
私は公開求人を確認しながら、知人に職場の忙しさや人間関係について聞き、応募先を決めました。
人間関係を最も重視していたため、職場の実情を知る人から話を聞けたことは、大きな判断材料でした。
応募先を決めた後は、書類の準備や面接に向けた連絡、勤務条件の交渉まで、自分で進めました。
希望する勤務日数なども、自分から伝えています。
一方、友人は転職エージェントに希望条件を伝え、次の支援を受けていました。
- 希望条件に合う求人の選定
- 履歴書の作成支援
- 面接への同行
- 時給に関わる交渉
条件交渉では、友人自身も希望を伝え、エージェントと連携して話を進めたそうです。
私にも知人から得られる情報があり、それが職場選びを支えてくれました。
ただ、その情報をもとに応募するか判断し、条件を確認して交渉するのは自分でした。
友人の場合は、希望に合う求人を探す段階から、応募準備、面接、条件交渉まで支援がありました。
自分の希望を伝えながら、求人を選ぶことや応募先とのやり取りを一緒に進めてくれる人がいた点は、私との大きな違いだと感じます。
私も真剣に職場を探しましたが、自分で確認できた求人や、知人から得られた情報の範囲で判断していました。
友人の話を聞き、希望条件を伝えて求人を探してもらい、交渉にも力を借りる方法を検討しておけばよかったと思いました。
職場の雰囲気に加えて、条件を比較する余地もあった
私が職場を選ぶときには、人間関係について信頼できる情報があることを重視しました。
知人から職場の様子を聞けたことは、応募を決めるうえで大きな安心材料でした。
ただ、公開求人には目を通していたものの、1人で動くには時間的な都合もあり、実際に応募を検討する段階では、ほかの職場を並べて比較するところまでは進んでいませんでした。
友人の職場には、私の職場より休暇を取りにくいという面があります。
それでも、同程度の勤務量で年収が高く、通勤の負担や仕事後の疲れ度合いも小さいと聞くと、自分ももう少し選択肢を広げて探してよかったのではないかと感じます。
もちろん、友人は私より実務経験が豊富でした。
経験の違いが条件にどう影響したかは分かりませんが、私が参考にしたいのは、希望に合う求人の選定や条件交渉に、エージェントの力を借りていたことです。
人間関係を重視する方針を変えなくても、エージェントに同じ希望を伝え、紹介される求人と自分で見つけた求人を比較することは、検討できたと思います。
また、勤務日数だけでなく、給与についても、希望をどう伝えるか、交渉の余地があるかを相談しておきたかったと感じます。
今の職場のよさは認めています。
そのうえで、応募先を決める前にほかの選択肢を知り、条件を比較する機会を持っておけば、より納得して選べたのではないかと思っています。
応募先が決まっていないなら、エージェントに相談して選択肢を広げたい
働きたい職場がすでに決まっている場合や、知人を通じて希望に合う職場とつながっている場合には、自分で応募を進める方法もあると思います。
私にとっても、知人から人間関係について聞けたことには価値がありました。
一方で、応募先がまだ決まっておらず、これから希望に合う職場を探すなら、転職エージェントへの相談を勧めたいです。
友人のように、求人の選定から応募準備、条件交渉まで支援を受ける進め方は、1人で転職活動に使える時間が限られている人にとっても、検討する価値があると感じます。
相談するときには、給与だけでなく、勤務時間や通勤、休暇の取りやすさ、仕事の負担なども含めて、自分が大切にしたい条件を伝えたいところです。
「何を優先し、どこなら譲れるか」を整理しておくと、紹介された求人を自分の希望に照らして考えやすくなります。
私なら、人間関係を重視することに加えて、生活に必要な収入と、仕事以外に使える時間や体力を確保したいことも伝えます。
そのうえで、どのような求人があるか、給与や勤務条件についてどこまで相談できるかを聞きたいと思います。
次に職場を探すときは、自分で見つけた求人だけで応募先を決めず、まずは転職エージェントにも希望を伝えてみるつもりです。
紹介された求人と自分で見つけた求人を比較し、納得できる職場を選びたいと考えています。
これからパート薬剤師として職場を探す方も、応募先を絞る前に、転職エージェントに希望条件を相談するところから始めてみてはいかがでしょうか。

